いろいろなじゅうたん

50代後半の建築士です。
じいろいろな種類のじゅうたんについて説明します。
まずじゅうたんは大きく、敷きこみ式のじゅうたんとタイルカーペットと呼ばれる組み合わせ式のじゅうたんに分類できます。
敷きこみ式というのは、基本的に部屋全体に一枚のじゅうたんを敷く方法です。
一方タイルカーペットの方は約50cm角の正方形のカーペットを部屋に並べていく方式です。
部屋の機能や用途によってこの二つを使い分けます。
近年の事務所ビルの床にはじゅうたんが敷かれていますが、この大部分はタイルカーペットです。
タイルカーペットの利点は部分的にはいで使えることです。
最近のオフィスビルはIT機器の配線が床下を這っているので、机・イスのレイアウト変更に対応して、床下から配線を引き出さなければなりません。
このときタイルカーペットはその部分だけをはがして工事ができるので、非常に便利です。
銀行や病院の待合ロビーなどにも最近はタイルカーペットがよく使われています。
一方敷きこみのカーペットは毛足の長い上質のカーペットを役員室や応接室に敷く場合に使います。
またホテルの宴会場など大きな柄の入ったカーペットはタイルカーペットでは対応できませんので、敷きこみ式のカーペットが使われます。
次にカーペットの材料からの分類です。
これは大きくループカーペットとカットカーペットに分かれます。
カットというのは毛先が切りっぱなしで歯ブラシ毛のようにとがった形状をしています。
ループはその名の通り毛先がカットされずに輪になっているものを言います。
この二つの違いはループの方が歩行感が堅く、カットの方が柔らかいことです。
また見た目も歩行感と同じで、ループが堅くカットが柔らかい印象です。
先にあげたオフィスのタイルカーペットで使われているのは、圧倒的にループの方です。
それはループの方が耐久性に優れているからです。
またカットはゴミやホコリが毛の根元の部分につまりやすく、掃除の上からも一般的な部分にはループのタイルカーペットが使われます。
ではカットはどのようなケースに使われるかといえば、先の敷きこみ式のカーペットです。
毛足の長いカーペットは基本的にループではなくカットです。
また大きな柄のカーペットも基本的にカットです。
カットのじゅうたんは柔らかく豪華な感じを演出すことができます。
ただしメンテナンスはループよりも手間がかかりますが、カーペットクリーニングを利用することで品質を保っています。
ホテルや役員室・応接室のように常にメンテナンスに目が届くところに使うのが基本です。

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